制電加工~なぜ必要なの?~
コラム作成日:2025年12月8日
こんにちは。営業アシスタントの髙橋です。
さぁやってきております、静電気の季節。普段の洗濯にも柔軟剤がかかせませんね。
静電気の季節にちなんで、今回「制電加工」についてのお話です。
制電加工(帯電防止加工)とは
電気の通りを良くし、衣服に電気をため込まないようにするための加工。
ポリエステルやナイロンなどの合成繊維の場合、静電気が起こりやすい。
弊社で取り扱っております多くの作業服メーカーが、一番力を入れている加工になります。
カタログのインデックスには、制電加工のマークが別途記載があるくらい作業服には重要な項目です。
メーカーのカタログインデックスです。見にくいかと思いますが、左から二列目に【製品制電】という項目が設けられております。
ちなみに調べた結果、制電加工商品を取り扱っておりますメーカーは全て「雷マーク」が記載されておりました。

ではなぜそんなに制電加工は重要な項目なのでしょうか?
メーカーによって制電加工方法は異なってきますが、どういった加工があるのか、からみていきましょう。
①繊維への加工(制電糸)
静電気の発生を抑え、また発生した静電気を逃がすために生地に繊維を織り込む
②生地へ銀糸を織り交ぜる加工
銀は電気を通しやすいため、静電気の発生を緩和・防止する効果がある
③出来上がり生地への加工
生地の表面に帯電防止剤をコーディングする
大きく分けて3つの加工方法に分かれます。

JIS規格品か、JIS適合品かはメーカーや商品によって異なってきます。
JIS規格対応商品は、生地だけでなく、ボタン・ファスナー等の附属品も制電対応となっております。
静電気の影響
では、静電気はどういった影響があるのでしょうか。
❶身体への悪影響
身体に静電気が溜まっている状態は血流が悪くなるとされており、肩こりや冷え性、腰痛、ストレスを溜めやすくなるなどの悪影響があります。
また、埃やダニ、空気中の花粉やウイルスを引き寄せることによるアレルギー反応や、血糖値の上昇が起こる可能性があります。
❷火災の原因となる場合も
石油化学工場では静電気によって火災が起こったり、医薬品工業や精密電子工業では、放電や衣服に付着した埃が原因で不具合が発生し、生産に影響を及ぼす可能性があります。
実際に静電気が原因となる火災や爆発、着火等が起こっております。
制電加工が命を守る場合もあるんです!
その位、非常に重要な加工なので、各メーカー一番力を入れているんですね。
企業によっては制電加工が施されているユニフォームでないといけない、と規則があったりもします。
これからの季節は乾燥もより進みますので、最新の注意が必要ですね。
制電加工商品をお考えの方はぜひ、弊社までお問合せください。
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